Jリーグ／春のJはイケメン盛り♥「気になる選手に突撃！SPECIAL★トーク　～川崎フロンターレ　井川祐輔×大島僚太×小林悠編～」

しょっぱなから井川選手VS小林選手！？　３選手の意外な（？）関係性

――本日はベテラン、中堅、若手のチームを代表するイケメンとして、３選手に登場いただきました。皆さん、５歳違いで
小林　あ、そうなんですか！？　イガちゃん（井川）と僚太って10歳違うんだ。（大島をまじまじと見つめて）……若いね。
大島　（笑）。
井川　選んでいただいたのは嬉しいですけど、人選ミスだと思います。それに僕、後輩から結構ナメられてますからね。特に、悠の扱いはひどい！　ACL（注：AFCアジアチャンピオンズリーグ）の貴州人和戦で、悠が胸トラップしたボールをオフサイドポジションにいた僕が反応してシュート打っちゃったんです。そうしたら、悠が「何してんだよー！」みたいな感じになって。（中村）憲剛が「イガちゃんじゃなかったら、ああは言ってないよね」って言うくらいにキレられたことがあったんですよ。
小林　あれは、心を許してるから言ったんだよ？
井川　悠って人を見るよね？　性格が悪いんですよ！（笑）
小林　やめてよ、そうやって人を落とすの！
大島　…………（真ん中で２人の言い合いを、ただただ静かに見守る）。
――そんなふうに言い合えるほど、仲がいいっていうことですよね？
小林　そう、仲良くさせてもらってるからこそです。イガちゃんは、フロンターレに入った時から良くしてもらっていて。最初は「井川さん」って呼んでたんですけど、ご飯を連れていってもらって「イガちゃんって呼んでいいよ」って言われてから、より仲良くなったんですよね。プレー面でも、風間（八宏）さんが監督になって、チームがボールをしっかり繋ぐサッカーのスタイルになってからすごく頼りになってますし。
井川　それって、それまでは頼りなかったってこと？
小林　そうかもね！……ヤバい、俺、だいぶ悪いヤツになってる（笑）。
――では、後輩の大島選手にフォローしてもらいましょう！
大島　えっと……悠さんは客観的な目でいろんなことを言ってくれるんです。例えば、自分がほかの方から受けたアドバイスで迷っているときがあるんです。判断しかねていると、「そんなことはないんじゃない？」って言ってくれます。逆に、間違ってる時もハッキリ言ってくれますし。……って、僕が言ってること分かりますか？
――はい（笑）。
小林　すみません、僚太は言葉を知らないんです。だから、会話が成り立たないんですよ。練習終わってジョギングしてる時、グラウンドを3周すると10分くらいかかるんですけど、周り終わる頃にずっと話してた内容のオチを「忘れちゃいました」とか言っちゃうヤツで。サッカーは天才的なんですけど、天然なんです。
井川　あぁ、そうなんだ！　プライベートであんまり絡んだことがないから知らなかったわ（笑）。

井川選手が「試合前にチェックして欲しいところ」とは！？

――プレー面での、それぞれのオススメポイントを教えていただけますか？
小林　イガちゃんはバディとフィジカル。チームで一番ガタイが良くて、相手に強い。練習中にぶつかっても、どーんと吹っ飛ばされるよね。
大島　ですよね。あと、スライディングタックルがうまい。試合中、スライディングした時は絶対ボールを取り返してくれます。
井川　お前ら、誉め足りない！　俺、友だちいないんだから、こんな時こそもっと誉めてよ！
――じゃあ、井川選手ご自身がチェックしてほしいところは？
井川　試合前のウォーミングアップ。友だちいないんで、ふたり組がなかなかつくれないんですよ（注：ふたり一組でアップをするときがある）。どうしようって戸惑ってるところを、ぜひチェックしてほしいです。
小林　ははは！　たまに一緒にやろうって言うと、「いいの？　俺でいいの？」って聞くもんね。ふたり組って仲がいいヤツとかとさっさと組んじゃうもんなんだけど、イガちゃんは自分から声をかけないから最後のほうになっちゃうんです。
井川　来るもの拒まずだからね。
――ぜひチェックさせていただきます！　大島選手のオススメポイントは？
小林　センスがすごい。フロンターレに入る前、練習に来た時から、「この子うまいな」って思ってました。
井川　その時、強化部の人に「どう？」って聞かれたから「絶対に獲ったほうがいい」って言いました。それくらい、僚太はうまくて印象に残った。好きな言葉でも言ってますけど、自分の特徴をちゃんとわかってるよね。静岡出身らしい技術も持ってるし、将来は14番を背負ってもらいたいんだけど。
小林　絶対、背負うでしょ。ふさわしいと思うよ。
大島　そう言っていただけるのは、すごく嬉しいです。でも、もっと自信を持てるようにならないといけないなと思ってるんで、14番はまだ早いですね。（注：現在、14番はキャプテンの中村憲剛がつけている）。
――小林選手については、いかがですか？
井川　良いとこ、ないです！
小林　はははは！　この企画で、俺のこと嫌いになってるじゃん。
井川　（笑）。冗談だよ。悠は、うちのフォワード陣で裏への意識（相手のディフェンスの背後）が一番高い選手。ゴールに直結するプレーも多いので、いいアクセントになってますよね。
大島　そうですね。ボランチをやってる時に感じることなんですけど、タイミング良く視野に入ってくれるのでボールが出しやすい。動きがわかりやすいから、やりやすいんです。さっき言ったように、声も良くかけてくれますしね。
小林　イガちゃんと違って、僕の良さはちゃんと伝わってるみたいでよかったです！
井川　悠は素晴らしいものを持ってるからね。あとは、性格を直すだけかな。
小林　もうやめてよ！
井川　（笑）。本当は、フォワードに向いてる性格やと思ってるよ。

大島選手の意外なゲン担ぎとは？

――ポジションによって、性格って違うものですか？
井川　絶対に違います！　悠の性格でディフェンスは無理です！
小林　ははは！　確かにできないと思います。キーパーとディフェンスはすごい。（相手に）シュートを打たれても体を投げ出して守るわけですから、尊敬してます。
井川　僚太も……俺としては、もうちょっと球際に行ってほしいなと思う時があるかな。
大島　それはずっと言われてるんですけど、ガシャン！　とぶつかって勝てる気がしないんですよね……。
小林　でも、最近は攻守の切り替えも早いし、ボールを取り返してる印象もあるよ。まぁ、僚太は「取ってやる！」というタイプじゃないもんね。試合中、ふわふわふわ〜って漂ってるから。
――（笑）。ところで皆さん、試合前にゲン担ぎってされますか？
小林　僕は最近産まれた子どもの動画を観てます。産まれる前もお腹の中で動いているのを観ると、がんばろうと思えたんですよね。闘争心が湧きすぎて空回りしちゃうタイプなので、リラックスするように心がけてるんです。イガちゃんは？
井川　試合入場の時、左足から入ることくらいかな。ゲン担ぎはしてるんですけど、結果が出なかった時の逃げ道にはしたくないと言うか。依存しないようにはしてますね。
大島　僕の場合、ゲン担ぎって言うか……（先輩ふたりを見て）僕が大便所に入ったあと、入ってみてください。試合前にトイレへ行くと、トイレットペーパーを三角に折るんです。高校時代からやってることなんですけど。
小林　本当！？　なんだ、そのゲン担ぎ！
井川　じゃあ、ぐじゃぐじゃってなってたとしても、僚太のあとに入ったらキレイにたたまれてるんや。女子力ハンパないな！
――（笑）。今日で大島選手を見る目が変わりそうです。プレーを観ているだけだと、こんな感じだとは思ってませんでした。
井川　そうですよね。これからは「今日もトイレットペーパー、三角に折ったんだ」と思いながら観てほしいですね（笑）。

ホームスタジアム一体となって、必ずタイトルを！

――ホームスタジアムである等々力競技場は、いつもものすごく盛り上がっていますよね。
井川　チームの調子が良くない時でも温かく迎えてくれるサポーターは本当にありがたいですし、僕らにとっては誇りであり、ファミリーですね。「サポーターの期待に応えないと」っていつも感じながらサッカーをしています。スタジアムに家族連れが多いのも、ファミリーっていう感じがしますし。
小林　負けてる時や引き分けてる時、残り時間が少なくても「等々力でなら何かが起きる」と感じながらやれています。
大島　ホームの一体感は、本当にすごい。自分は正直なところアウェイの雰囲気のほうが好きなんです。アウェイの試合が終わったあとに、サポーターの皆さんからの声援と言うものを感じるんです。「今日も本当に後押ししてもらったな」って！　アウェイのスタジアムの雰囲気の中で感じるフロンターレのサポーターの声は、とても心強いです。それぐらいフロンターレのサポーターには感謝しています。
――また、フロンターレと言えば、ホームゲームのイベントにも注目が集まっています。
大島　すごいですよね。でも、昨日の亀はちょっと……。（注：4月26日のガンバ大阪戦で開催された、那須どうぶつ王国とのコラボイベント。試合開始前、ケヅリクガメのまきちゃんより、両チームのキャプテンに花束が手渡された）
井川　あまりにゆっくりすぎて、前半がこのまま終わるんじゃないかと思ったよね（笑）。
小林　ははは！　でも、ああいうのって子どもたちが喜んでくれるよね。とにかく、企画を考えてくれるスタッフさんがすごい。イベントに興味を持ってスタジアムに来てもらって、さらに自分たちが良いサッカーをして、フロンターレを好きになってくれたら嬉しいですね。これからもスタジアムの雰囲気を作ってくれるスタッフと、サポーターとともに一体感を持ってやって行きたいです。
――では最後に、今シーズンの意気込みをお願いします。
井川　風間さんになって３年目。監督の目指すサッカー、そして自分たちのやりたいサッカーがようやく表現できるようになったので、今のパフォーマンスを毎試合続けていきたいですね。フロンターレのサッカーって観ていても面白いと思うんですよ。そういうサッカーがナンバー1になるのは大事なことだと思うので、今年は3つある国内タイトルのうち少なくともひとつは獲れるようにがんばります。
大島　今年こそタイトルを獲りたいですよね。
小林　そうだね。僕自身も、今までで一番サッカーを楽しめてるシーズンなんですよ。だから、このサッカーで優勝してＪリーグを盛り上げていきたいなと思います。
――優勝を目指すにあたって、それぞれに期待するところは？
井川　悠にはもっと点を取ってほしい。僚太は、自分が引っ張っていくくらいの気持ちを持ってやってもらいたいですね
小林　とにかく僕たちががんばって点を取るようにするので、イガちゃんには今まで通り、体を張ってもらって失点を少なくしてもらえたら。僚太は毎試合、すごくいいパスをくれるんで、これからも継続してもらえたら嬉しいです。
――大島選手、先輩には言いにくいかもしれないですけど……。
大島　言いにくいですけど……（笑）、僕に「もっとこうしてほしい」というアドバイスをください。自分の成長にもつながりますし、チームとしてもいい方向にいくと思うんで、どんどん要求してください！
小林　僚太は人見知りだけど、俺らとはなんでも言い合えるもんね。
大島　はい。なので、これからもよろしくお願いします！