KENCHI 自分の核にあるのはEXILE。だからこそTHE SECONDの活動から、何かEXILEに持ち帰ることができたら。
――8月14日にリリースされる待望のNew Singleは、DJ MAKIDAIとのコラボレーション『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』と『プライド』の両A面マキシ・シングル。まず、DJ MAKIDAIとコラボレーションすることになった経緯を教えていただけますか?
KENCHI:THE SECONDは全員がEXILEのメンバー。だからこそTHE SECONDでは、EXILEではできないことややっていないこと、作り上げていないことなどに挑戦して、形にしていきたいという想いが僕らの根底にあります。この5人だけでその想いを具現化していくことはもちろん、いろいろなアーティストの方とコラボレーションさせていただいたりして、世のなかの皆さんがあっと驚いたり、興奮したりするような、新鮮さのある作品を発表していきたいということを、結成当初から強く感じていました。そのようななかで、昨年から今年にかけて“EXILE TRIBE”というエンタテインメントが、世のなかの皆さんにどんどん認知されるようになってきて、DJ MAKIDAIとTHE SECONDってすごく相性が合うんじゃないか、という認識がHIROさんやメンバーのなかに生まれたんです。刺激的でおもしろい作品ができる自信は、そのときからありましたね。
――『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』は、どのように選曲されたんでしょうか?
KENCHI:マキさんとTHE SECONDメンバー、スタッフの皆さんで楽曲決めをしたんです。たくさんのデモ音源を聴かせていただいたなかで、“この曲、すごくいいね!!”って、マキさん含めメンバー全員の意見が一致して。
――今回、実際にDJ MAKIDAIとコラボレーションしてみていかがでしたか?
KENCHI:楽曲が決まって、マキさんがスクラッチを入れたり、SHOKICHIが詞を書いたりと、実際の制作作業が始まっていったんですけれど、仕上がった作品は想像をはるかに超えるものでした。THE SECONDだけだったら、きっとこういう作品は作れなかったと思いますし、マキさんが、DJ MAKIDAIとしてfeaturingという形で携わってくれたからこそ、今作が生まれたんだと思います。EXILE TRIBEのなかで、個々のグループの力をつけることはもちろんなんですけれど、EXILE TRIBEのなかで、互いの力をクロスオーバーしていくこともできるんだということを証明できた作品。EXILE TRIBEの新たな可能性の第一歩にあたる、素晴らしい作品になったと感じています。
――ちょうど今、MVの撮影中(※取材時)ですよね。どのような映像になりそうですか?
KENCHI:すごく近未来的な雰囲気を持った、今までにないMVになっています。コンセプトとしては、DJ MAKIDAIの脳内空間。マキさんの脳内に広がっている画がクラブなんです。皆さんにも、曲を聴きながら頭のなかで景色が広がる経験ってあると思うんですけれど、まさにそういうことを映像化したMV。マキさんがヘッドホンをつけて、そのヘッドホンから耳に入ってきた音楽が脳につながっていって、僕ら5人が脳へと吸い込まれていく。そして、そのクラブでパフォーマンスをするというような……。確か、TETSUYAのアイデアだったと思います。そのアイデアを軸に、みんなで肉付けをしていきました。EXILEとはまた違う新しさがあって、すごくおもしろいMVに仕上がっていると感じていますね。僕らも完成が楽しみです。
――THE SECONDとしてのリリースは、約1年ぶり。前作はTHE SECOND始動ということもあり、試行錯誤したことも多かったと思いますが、2作目となる今作の手ごたえはいかかでしたか?
KENCHI:THE SECONDのメンバーって、各々に得意分野があるんです。たとえばTETSUYAだったら振り、KEIJIだったら衣装のことを考えたり……。EXILEとして活動させていただいて、貴重な経験をさせていただいているからこそ、表現者としての可能性もひとりひとりがすごく高まってきていて、お互いの得意分野を認められるようになった。人間的にすごく成長しているので、前作以上にいい雰囲気で制作することができました。その成長は、もしかしたら外面的にはわからないかもしれないけれど、僕らはずっと一緒にいるぶん、お互いの内面的な進化をすごく実感しているんです。
――EXILEとしての活動が与える影響は、ものすごく大きなものなんですね。
KENCHI:本当にそう思いますね。一度に何万人もの前でパフォーマンスできたり、一度のライブで得られるものはものすごくたくさんある。それに、5人とも役者としても活動しているので、その経験で得たものもすごく大きな財産になっています。
――KENCHIさんなりに、今作の手ごたえはどのように感じていますか?
KENCHI:やっぱりTHE SECONDは、いい意味でみんなが好きなことにトライして、最先端の音楽を追求するんだけれど、発信するメッセージは“Love,Dream&Happiness”が根底にあるもの。そこに、僕らのパフォーマンスを乗せて表現していくスタイルなんですよね。もちろん、メンバー全員がTHE SECONDとして活動しているときも、EXILE PRIDEというものをしっかりと持っているんだけれど、そのEXILE PRIDEを、いい意味で違う角度から表現しているようなイメージがあります。EXILEよりももっと自由度も高いですし、もしかしたらその自由度の高さが自分たちの首を絞めることにもなるのかもしれないけれど、この5人にとってはすごくいい経験になっていると思う。EXILEだと、規模が大きすぎるからこそできないこともあるけれど、THE SECONDだったらもっといろんな冒険ができるのかなとも感じています。ほかのアーティストの方や新鋭のクリエイターの方などと組んで、新しいエンタテインメントの創造ということにも、どんどんチャレンジしていきたいですね。今作のDJ MAKIDAIとのコラボレーションのように、EXILE TRIBEに属するアーティスト同士がコラボレーションすることで、EXILE TRIBEの可能性もより広がっていく。EXILE TRIBEに属している若い世代の子たちや、EXILEになることを夢見ている子どもたちに、もっといろいろな可能性を見せてあげたいですね。
――パフォーマーの皆さんに、1曲ずつ紹介していただいているのですが、『Lost In Time』はどのような楽曲なのか、聴きどころを教えていただけますか?
KENCHI:この曲は、THE SECOND初のラブソングになっています。でも、一般的に連想されるラブソングとはまた違った、R&Bテイストのラブソング。USのサウンドや世界で今流行っているサウンドが僕らは好きで、刺激を受けたり感化されたりしていることもあって、J-POPっぽくない雰囲気を持ったラブソングに仕上がっています。きっとEXILEでは、こういうテイストのラブソングは発信しないと思いますし、THE SECONDなりのラブソングを提示することができていると感じています。“あぁ、日本でこういうラブソングの表現の仕方もあるんだな”って、日本におけるラブソングの概念を少しでも変えることにつながったらうれしいですね。
――来年のEXILE TRIBE PERFECT YEAR 2014では、さいたまスーパーアリーナで開催される「SPECIAL STAGE“THE SURVIVAL”アリーナ Special 10Days」に出演が決定していますね。来年を見据えて、THE SECONDとしての展望はどのようなものですか?
KENCHI:来年開催する「SPECIAL STAGE“THE SURVIVAL”アリーナ Special 10Days」は、THE SECONDにとって、ひとつの転換期というか、自分たちにとってすごく大きな節目になると感じています。EXILEが出演しないそのステージで、いかにTHE SECONDが輝けるか……。きっと、そのライブに出演することによって、THE SECONDとしての方向性がさらに見えてくると思う。人数ってすごく不思議だなって、最近すごく感じていて。NAOTOとNAOKIがいた7人で活動していた二代目J Soul Brothersは、個々というよりもグループという意識が強かった。でも5人だと、ひとりひとりに求められている責任感や使命感が、7人のとき以上に強く感じるんです。だからこそ、グループとしてということももちろん大切なんですけれど、ひとりひとりが表現者としての力をもっとつけて、もっと強くなっていかなければいけない。個々を強くしていけば、THE SECONDとして集まったときに、よりいっそうおもしろいエンタテインメントを発信することができると思いますし、THE SECONDとしての活動が最終的にEXILEへ還元されるように……。そういうグループでありたいと感じています。THE SECONDは、EXILEがあるからこそ成り立っているグループ。自分の核にあるのはEXILEであるからこそ、THE SECONDとして活動することで何かEXILEに持ち帰ることができたら……。
KEIJI 異色さを失わず、いい意味でファンの皆さんの想像を裏切るようなグループであり続けたい。
――8月14日にリリースされる待望のNew Singleは、DJ MAKIDAIとのコラボレーション『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』と『プライド』の両A面マキシ・シングル。『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』では、どのような手ごたえを感じていますか?
KEIJI:THE SECONDは、海外の最先端の音を取り入れていて、ちょっと尖ったイメージがあるので、そこに今回クラブ的な要素を持つDJ MAKIDAIとコラボレーションすることによって、素晴らしい化学反応が起きたと感じています。曲決めをしている段階からすごくいい曲ばかりが集まっていて、そのなかで全員一致したこの曲でマキさんとコラボレーションすることができて、本当に良かったと思っています。いざ、こうしてMVを撮影(※取材時)してみて、やっぱりマキさんが後ろにいてくれることに安心感がありましたし、マキさんの存在自体がすごく頼もしかった。DJ MAKIDAIの存在感や偉大さを、再認識した機会でした。
――コラボレーションの話が決定してからは、どのように進行していかれたのでしょう?
KEIJI:曲決めは全員で打ち合わせをしましたが、実際に曲が決まってからは、マキさんとSHOKICHIがかなり打ち合わせを重ねてくれました。パフォーマーである僕らは、そこはプロであるふたりにお任せしようと思って。
――ちょうど今、MVの撮影中(※取材時)ですよね。どのような映像になりそうですか?
KEIJI:それは、ご覧になってからのお楽しみっていうことで(笑)。
――――(笑)。少しだけでいいので、聞かせてください(笑)。
KEIJI:(笑)。多くは語れないんですけれど、THE SECONDってそれぞれの役割分担が決まってきている。もちろん、最終的にはみんなで話し合いながら全員で決めていくんですけれど、たとえば曲だったらSHOKICHIが詞を書いたり、音に関しても作曲家さんとやり取りしてくれて、引っ張っていってくれる立場。振りに関しては、僕も構成を考えたりするんですけれど、湧いたイメージを実際に具現化してくれるのがTETSUYAなんです。この曲の振りは、TETSUYAも話していたと思うんですけれど、パフォーマーのイメージが一致したスピードが本当に速かった。曲決めのときに、この曲を聴いた瞬間にテンションがアガったみんなの雰囲気は、やっぱりKENCHI、TETSUYA、僕のルーツが同じで、同じように育ってきて、同じようなことを見てきたからこそ出た雰囲気でしたし、だからこそ振りに関してのイメージも、一致するスピードが速かったんだと思います。そういう自分たちのルーツがいちばん、この振りにつながっていると思いますね。
――振りの構成はKEIJIさんも考えられたり、アイデアを出されたんですね。
KEIJI:そうですね。いろいろと考えて湧いてきたイメージをTETSUYAに“こういう感じがいいんだよね”って伝えて、振りに落としてもらいました。TETSUYAに伝える説明は、だいぶ言葉が足りていなかったと思うんですけれど……(笑)。でも、TETSUYAはすぐに振りに落としてくれました。この曲の振りは、前作の『CLAP YOUR HANDS』のように、シンプルでカッコいい振りになりました。サビ部分は特に皆さんも覚えやすい振りになっていると思いますので、ライブやイベントの際は一緒にやっていただけるとうれしいですね。
――衣装やジャケットのヴィジュアル面などはKEIJIさんが担当されたと伺いました。
KEIJI:『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』と『プライド』のジャケット写真やアーティスト写真のスタイリングイメージは徹底的にこだわりました。もちろん衣装を集めてくださるのはプロであるスタイリストさんですし、スタイリストさんを信頼しているので基本はお任せなんですが、自分のなかでイメージができ上がっていたぶん、間違ったイメージが伝わらないように緻密に打ち合わせを重ねたり、少しイメージが違った場合はすぐにテコ入れをしたりしましたね。
――『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』と『プライド』の両ジャケットのスタイリングですが、作りで揃いの衣装だった前作からだいぶ印象が変わりましたよね。
KEIJI:そうですね。『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』はマキさん含め全体感を大切にして、『プライド』のほうは、”PRIDE”を背負っているからこそ、”男らしさ”というものをスタイリングでも表現したかったんです。それに、“from EXILE”でもあるので、EXILEから思いっきり外れることはなく、でもTHE SECONDらしさというものも出せるように、EXILEとTHE SECONDを絶妙なバランスで織り交ぜたかった。そのイメージを伝えるために、ディレクションを手がけてくださる方やスタイリストさんとはかなり話し合いました。EXILE、THE SECONDのどちらかに偏りすぎることのないように、かつ型にハマりすぎることのないように、細心の注意を払いました。
――パフォーマーの皆さんに、1曲ずつ紹介していただいているのですが、KEIJIさんには『プライド』に関してお伺いします。『プライド』はどのような楽曲なのか教えていただけますか?
KEIJI:詞は、EXILEのオリジナルメンバーのことも、僕ら5人のこともよく理解してくださっていて、すごくお世話になっているmichicoさんが手がけてくださいました。EXILEは今年、“EXILE PRIDE”と、EXILEにとっての根本であるテーマを1年の大テーマとして掲げているんですけれど、この『プライド』は、THE SECONDという視点からの“PRIDE”を表現しています。HIROさんをはじめとしたオリジナルメンバーから、EXILEとしての想いや信念、PRIDEを継承した僕らが、THE SECONDとしてもそのPRIDEを継承していく。『GENERATION』という曲ではないですけれど、この『プライド』という曲も、世代を超えて歌い継がれていくような曲として育てていきたいという気持ちがすごくあります。
――歌い継がれていく楽曲。素敵ですね。
KEIJI:曲調は全然違うんですけれど、僕自身のなかでは、初代J Soul BrothersやEXILEの『Fly Away』に通ずるイメージがあって……。 『Fly Away』って、オリジナルメンバーが初代J Soul Brothersのころに発表し、EXILE第一章でもリリースして、僕らも二代目J Soul Brothersになる前に回った武者修行ツアーや、二代目J Soul Brothers時代にもパフォーマンスして、EXILEに加入させていただいたばかりのときにもパフォーマンスした楽曲。ずっと歌い継がれている楽曲のひとつなんですよね。本当に自分の勝手なイメージなんですが、この曲はそんな雰囲気を感じる。『Fly Away』のように歌い継がれていったら、素敵ですよね。
――この曲の聴きどころを教えてください。
KEIJI:THE SECONDとして活動している際も、EXILE PRIDEというものは決して忘れることなく強く持ちながら活動していますし、聴いていただく方々に、そんな僕らの強い“PRIDE”を感じ取っていただける1曲になっていると思います。それに、聴いていただく方々も、日々過ごしていくなかできっと、“PRIDE”というものを持っていると思うんです。皆さんが持っている“PRIDE”を、この曲に投影しながら聴いていただくこともできますし、そうすると明日への活力にもつながると思う。爽やかさを感じられるメロディだと思うんですけれど、込められた意味はすごく深いもの。胸に響くような1曲に仕上がっていると思います。
――この楽曲の振りの構成は固まってきているのですか?
KEIJI:そうですね。やっぱり、HIROさんへの想いを込めた曲でもありますし、THE SECONDとしての“PRIDE”を提示した曲でもある。そのPRIDEというものは、HIROさんが持つ“PRIDE”を受け継ぐという意味でもあるので、振りに関してもHIROさんをオマージュしている部分があるんです。
――ぜひ、振りを見てみたいですね。今作のパフォーマンスを観られる機会はあるのでしょうか?
KEIJI:披露することができたら、僕らもうれしいですね。THE SECONDはとにかくパフォーマンスしたくてウズウズしているので(笑)。
――THE SECONDとしてのリリースは、約1年ぶり。前作はTHE SECOND始動ということもあり、試行錯誤したことも多かったと思いますが、2作目となる今回の手ごたえはいかかでしたか?
KEIJI:やっぱり、THE SECONDの曲って本当に曲力があるなぁと、今作を経て改めて感じました。観に来てくださっている方々と思いっきり盛り上がっている画が浮かびますし、ライブ映えもする。EXILE TRIBEに属するアーティストのなかでは、とにかく異色なグループだと思います。でもTHE SECONDって、それを求められているグループですし、その異色さを失わず、いい意味で毎回ファンの皆さんの想像を裏切るようなグループであり続けたい。いつかライブもやりたいですね。早くファンの皆さんの前で、今作をパフォーマンスしたいです。
――来年のEXILE TRIBE PERFECT YEAR 2014では、さいたまスーパーアリーナで開催される「SPECIAL STAGE“THE SURVIVAL”アリーナ Special 10Days」に出演が決定していますね。
KEIJI:楽しみですね。でも、ライブは大変そうだなぁ……。心拍数の上がる曲ばかりなので(笑)。
TETSUYA 自分の極めたいことをいくらでも極めていくことができる……それが、THE SECONDというグループ。
――8月14日にリリースされる待望のNew Singleは、DJ MAKIDAIとのコラボレーション『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』と『プライド』の両A面マキシ・シングル。まず、DJ MAKIDAIとコラボレーションすることになった経緯を教えていただけますか?
TETSUYA:来年開幕するEXILE TRIBE PERFECT YEAR 2014を見据えてということが、いちばんの大きな理由ですね。THE SECONDの持つ色や強みなどのイメージが、DJ MAKIDAIが持つイメージにすごくピッタリとハマるということは、僕たち自身も感じていたことだったんですけれど、HIROさんもそうおっしゃってくださって。コラボレーションするうえでいちばんベストなタイミングを模索し、それが今だった。タイミングが訪れた途端、話がポンポン進んでいきました。
――いつごろからコラボレーションの話が出ていたんですか?
TETSUYA:構想が上がったのは、結構前でしたね。半年前くらいから、具現化していきました。
――楽曲を選ぶ際、『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』のデモ音源を聴いたときの率直な感想はどのようなものだったのでしょう?
TETSUYA:マキさんとTHE SECONDメンバーとスタッフさんとで、ありとあらゆるデモ音源を聴いていったんです。この曲のデモ音源を聴いたときは、全員がイエーになりました。“この曲、めっちゃいいね!!”って。
――ちょうど今、MVの撮影中(※取材時)ですよね。TETSUYAさんが振り付けを担当されたと伺いましたが、振りも含めどのような映像になりそうですか?
TETSUYA:この曲に関しては、イメージがすごく湧きやすかったんです。曲決めのときに、この曲を聴いた瞬間のみんなの雰囲気は、昔クラブで踊ってイエーになっていたときの雰囲気を醸し出していましたし、当時のその雰囲気をいい意味で感じさせつつも、EXILE、DJ MAKIDAI、そしてTHE SECONDのファンの方々に向けて発信していくという意味も含めて、どういう振りにしようかと考えていきました。みんなが刻む音取りやリズムの取り方をじっくり観察していると、“こういうのがいいのかな”って、自分のなかにたくさんアイデアが湧いてきた。湧いてきたアイデアを形にして、一度メンバーに提示して、“その振りいいね。でも、ここはこうしてみてもいいんじゃない?”“この振りはこういうほうがいいんじゃない?”って、そこからまたアイデアが膨らんでいったんです。そんなたくさんのアイデアが、このMVにすべてギュッと凝縮され反映されています。あとはTHE SECOND恒例の“フリースタイルで1曲長回し”という撮り方もしました。メンバーみんながその時々で感じて出したバイブスやパワー、パフォーマンスが、映像のなかにちょこちょこ組み込まれていると思います。さらに今回は、参加してくださったオーディエンスの方々のパワーも借りて、よりいっそう楽しいMVに仕上がったと思います。“楽しカッコいい”……そんな感じかな。楽しみが半減してしまうので。あとはご覧になってからのお楽しみですね(笑)。
――(笑)。振りづくりに関しては、どれくらいかかったんですか?
TETSUYA:割とすぐにできました。イメージを湧かせて、そのイメージをパパパッと振りにして、さて、振り落とししようかな、というように。ほかのグループにはなし得ることのできないスピード感で形が具現化されるのが、僕らの強みでもある。今回は、DJ MAKIDAIという存在がいながらもイメージが一致したスピードがすごく速かったので、楽しく振りづくりをすることができました。メンバーそれぞれのイメージをくみ取りながら振りを考えていくんですけれど、KEIJIに関しては説明が足りなさすぎるんです(笑)。“ここは、こういう感じがいいんだよなぁ”“ここは、こういう感じで”のみ伝えられて(笑)、一瞬“え……??それだけ?”って思うんですけれど(笑)、1日じっくり考えるんです。そうすると、KEIJIの伝えたかったイメージがどういうことだったのかがわかってくる。それが反映されているのが、大サビの振りだったりします(笑)。この曲に限らずTHE SECONDは、そういうふうに振りをみんなで作っています。今作も、メンバーみんなの想いがたくさん詰まった、すごくいいダンスになったなぁと思いますね。
――さて、続いて『プライド』のほうですが、ジャケット写真のイメージも前作、そして『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』とはガラっと印象が変わった仕上がりですよね。
TETSUYA:だいぶ男らしいジャケット写真に仕上がりました。この『プライド』の5人のジャケット写真は、今年発信する意味がある、とてもいいヴィジュアルに仕上がったので、すごく満足しています
――カメラマンは、月刊EXILEの新メンバーファッション企画『7Stories』を毎回手がけてくださっていた片桐史郎さんですよね。
TETSUYA:片桐さんらしい質感の写真で、男らしさがバンバン引き立っていて。“さすが、片桐さん!”と思いました!!
――スタイリングは、前作は揃いの作りの衣装だったと思いますが、今作は既製品で5人バラバラの衣装。そこもまた新鮮でした。
TETSUYA:スタイリングやヴィジュアル面はひとりひとりの個性が出ていて、いい意味で自由さを感じられるスタイリング。僕がスタイリストさんにお願いした点は、“踊りやすい服”ということだったんですが、用意していただいた衣装は本当に踊りやすかった。さすが慶太(猪塚慶太)さんだな、と思いました。
――パフォーマーの皆さんに、1曲ずつ紹介していただいているのですが、『BUMP UP』はどのような楽曲なのか、聴きどころなど教えていただけますか?
TETSUYA:“Bump up up up Bump up up up……”ついつい口ずさみたくなるような……というより、ついつい口ずさんでしまうフレーズが特徴的です。EXILE TRIBEに属するアーティストのなかでも、こういうラップが特徴的な感じの曲は、SHOKICHIとネスだからこそハマるんだと、すごく感じています。だからある意味、こういう曲がいちばんTHE SECONDっぽいのかもしれないですね。もちろん今作の『SURVIVORS feat. DJ MAKIDAI from EXILE』や前作の『THINK’BOUT IT!』もTHE SECONDらしい曲なんですけれど、『BUMP UP』や前作の『CLAP YOUR HANDS』といった曲調は、THE SECONDをさらに一歩奥深くに入った“濃ゆいTHE SECOND”というものを表現できる楽曲。SHOKICHIとネスが歌とラップをとおし最高の表現をして、さらに今作の作詞にはDOBERMAN INCも参加してくれたりと、“本物”の方々が周りを固めてくださった。だからこそ、自然と首を横に振りたくなるし、身体をゆすりたくなるんですよね。皆さんもカラオケで、みんなで“Bump up up up Bump up up up……”と歌いながら、思いっきり盛り上がってくれたらうれしいです。
――THE SECONDとしてのリリースは、約1年ぶり。前作はTHE SECOND始動ということもあり、試行錯誤したことも多かったと思いますが、2作目となる今作の手ごたえはいかかでしたか?
TETSUYA:たとえば先ほどの『BUMP UP』では、SHOKICHIがラップを、ネスが平歌と歌い分けしているんですけれど、そういう歌い分けもすごくいいことだと思うんです。自分のやりたいことや表現などを好きなだけ好きなようにやれるのは、この5人だからこそ成り立つこと。自分の極めたいことをいくらでも極めていくことができる……それが、THE SECONDというグループなんだと感じていますね。
――今作のパフォーマンスを観られる機会はあるのでしょうか?
TETSUYA:どうでしょうね~(笑)。それはもう、僕らを追いかけてくれないと……(笑)。僕らはとにかくパフォーマンスがしたい。いつか、単体でツアーもできたらなぁと思っています。
――来年のEXILE TRIBE PERFECT YEAR 2014では、さいたまスーパーアリーナで開催される「SPECIAL STAGE“THE SURVIVAL”アリーナ Special 10Days」に出演が決定していますね。
TETSUYA:僕らも今からワクワクしています!ただ楽曲が、心拍数が上がる曲ばかりなので、だいぶトレーニングしないとマズイですね……。まずは衣食住からしっかり研究していかないと(笑)。
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